防音室を検討しているものの、実際の音漏れの違いや機能性を体感してから導入したいという人も多いのではないでしょうか。東京には、さまざまなタイプの防音室を実際に見て、試せるショールームがいくつか存在します。そこで今回はその中でも、サービス内容が充実しており、初めての人でも安心して訪問できるショールームを3つ紹介します。
昭和音響♪(株式会社昭和クリエイト)

引用元:https://www.showaonkyo.com/
| 会社名 | 株式会社昭和クリエイト |
|---|---|
| 住所 | 東京都新宿区西新宿3-9-3 第三梅村ビル202号室 |
| 電話番号 | 03-6276-8617 |
新宿に新しいショールームがオープン!
昭和音響♪(株式会社昭和クリエイト)では、都内アクセスの良い新宿エリアに新しいショールームをオープンし、より多くの人が気軽に立ち寄れる環境が整っています。従来の防音室と比べ、施工技術や音響効果がさらに進化している点もポイントです。バーチャル3Dのイメージパースを見ながら、デザインをの打ち合わせができるミーティングルームもあります。都心部にいながらにして、最新の防音設備を直接体験できる機会が増えるのは、防音室の導入を検討している人にとって大きなメリットです。
防音室ショールーム紹介
| 所在地 | 株式会社昭和クリエイト事務所内(東京都新宿区西新宿3-9-3 第三梅村ビル202) |
| 営業時間 | 午前11時~午後5時 |
| 定休日 | 祝日 |
| アクセス | 初台駅より徒歩10分JR新宿駅南口より徒歩15分 |
体験内容:
防音室の遮音性能体験(グランドピアノ、その他楽器演奏 ※楽器の種類により要相談)
各種防音室モデルルームの見学
防音構造、素材、仕上げ材の確認
防音室設計・施工に関するご相談
レンタルスタジオ利用のご案内(将来予定)
引用元:https://www.showaonkyo.com さまざまな防音設備をチェックできる
昭和音響♪(株式会社昭和クリエイト)のショールームでは、防音室はもちろん、ピアノ室やレコーディング用の防音ブース、さらにはオーディオ・ホームシアター向けの防音設備まで、幅広いラインナップを確認できます。また、遮音性能だけでなく、室内の残響や響きの違いも実感できるため「音の聴こえ方」にもこだわりたい人にとって参考になる情報も満載です。訪問時にはスタッフが用途や希望に応じた提案をしてくれるため、防音室選びに不安がある人でも安心して相談できます。
たとえば「マンションに設置できるか」「子どもの音楽練習に適しているか」など、現実的な悩みにもしっかりと対応してくれる体制が整っています。
DAIKEN サウンドショールーム

引用元:https://www.daiken.jp/
| 会社名 | 大建工業株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 東京都千代田区外神田三丁目12番8号 住友不動産秋葉原ビル3F |
| 電話番号 | 03-5296-4041 |
ショールームでグレードによる音漏れの違いを体感できる
DAIKENのショールームでは、防音パネルのグレードによる音漏れの差を実際に比較できます。防音性能のことなる3つの部屋を設置しており、壁材の違いやドアの構造がどの程度音に影響するのかをその場で確認できるため、具体的なイメージを持ちながら商品選びができるのが大きな魅力です。さらに、日常生活に近い環境音を再現しているため「子どもの声」「テレビの音」「ピアノの練習音」など、気になる音に合わせた防音対策の相談が可能です。実生活に直結した音環境での体験ができる点は、非常に実用的といえるでしょう。
防音相談会の受付もおこなっている
定期的に開催されている防音相談会では、専門のアドバイザーによる個別相談が受けられます。ショールームの見学にあわせて相談会に参加することで、防音に関する不安や疑問をその場で解消することが可能です。たとえば「どの程度の遮音性能を目指すべきか」「建物の構造に制約がある場合はどうすればよいか」といった具体的な相談にも、経験豊富なスタッフが親身に応えてくれます。完全予約制のため、落ち着いた雰囲気でじっくりと話ができるのもポイントです。
スガナミサウンドプランニング

引用元:https://www.suganami.com/shop
| 会社名 | 菅波楽器株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 東京都世田谷区宮坂2-19-5松原ビル 3階 |
| 電話番号 | 03-3425-9151 |
体験型ショールームでリアルな体験ができる
このショールームでは、実際にピアノを演奏しながら防音性能を確認できるという体験型の展示がおこなわれています。体験ブース内では、ピアノの響き方や部屋の反響の違いも確認できるため、単に「音が漏れない」だけでなく「音をどう響かせるか」といった音環境に関する知識も深まります。楽器の種類に合わせた防音設計を検討する際には、非常に参考になるでしょう。また、実際の生活空間と同様の環境の中で家庭内での防音や近隣への防音を試せるので、ライフスタイルに合った防音室をみつけられます。
不明点はなんでもスタッフに質問・相談が可能
ショールームでは、音響や防音に関する専門知識を持ったスタッフが常駐しており、来場者の疑問にていねいに答えてくれます。たとえば「音がうるさく感じられる」「耳が疲れる」など、さまざまなシーンの相談が可能です。また、用途やライフスタイルに合わせた提案を受けられるので「防音室のことがまったく分からない」という人でも安心して訪問できるショールームとなっています。
防音室ショールーム体験のポイント
防音室ショールームを訪れる際のポイントは、まず実際の音空間を自分の耳で確かめることです。たとえば、ショールームでは扉を開けた状態と閉じた状態で音を聴き比べることで、遮音性能の変化を体験できるでしょう。また、楽器・用途・設置環境によって音の響き方・遮音の受け止め方が異なるため、展示されているモデルを実際に触り、壁材・ドア・窓・換気システムなどの構造や質感を自分の目でチェックすることが重要です。
さらに、体験時の環境(周囲の騒音レベルや店舗の音楽の有無)にも注意が必要。静かな状況で試さないと、「暗騒音」などの影響で遮音効果が過小評価されることがあります。
これらのポイントを押さえておくことで、より自分の住まいや用途に合った防音空間の検討が進むでしょう。
防音工事前に知っておきたい注意点
防音工事を検討する際、知っておくべきポイントを整理します。防ぎたい音を明確にする
まず、「何のために」「どの音を」「どれだけ防ぎたいか」を明確にすることが重要です。テレビの音、話し声、足音、外部騒音など目的が異なれば、必要な対策や費用も変わってきます。防音には遮音・吸音・防振という3つの要素があり、これを理解せず施工すると、想定よりも防音効果は現れないでしょう。予算や工事範囲を決める
次に、予算と範囲をきちんと決めましょう。見積もりでは予定内だったのに、工事が進むうちに「追加工事が必要」と言われ費用が膨らむケースも。たとえば「複数の業者から見積もりを取る」「追加費用が発生するか契約前に書面で確認する」といったことが重要になります。施工後の室内のイメージを確認する
また、施工後の部屋の広さ・見た目・使い勝手も忘れてはいけません。たとえば、防音材を厚く重ねてしまうと部屋が狭く感じたり、内装とのバランスが悪くなったりすることがあります。マンションなら管理規約をチェックする
さらに、マンションなど集合住宅の場合、管理規約の確認も欠かせません。床・壁を工事する際に管理組合の許可が必要なケースもあり、これを怠るとトラブルになる可能性があります。施工後も管理やメンテナンスをすること
最後に、施工後もメンテナンスや確認を行うことで、防音効果を長く維持できます。ドアや窓の隙間をチェックしたり、防音材の経年劣化や湿気・ホコリなどによる影響を把握しておくことが推奨されています。こうした注意点をあらかじめ押さえておくことで、防音工事の「思ったほど効果が出なかった」「見た目がイメージと違った」「費用が想定外だった」といった後悔を防ぐことができます。
そして、実際に「どれくらい静かになるか」「どんな構造・仕上がりになるか」を体験できる場所として、防音室ショールームを訪れることをおすすめします。実物を見て・聴いて・触れてみることで、「この部屋なら安心だ」と納得の上で工事を進められます。