ドラム防音室の費用相場と工事の注意点を解説!

公開日:2025/08/15
ドラム

自宅にドラム防音室を作りたいので、工事にどのくらいの費用がかかるのか相場を知りたい、という方も多いのではないでしょうか。工事費用は業者によって異なるため、相場を知っておくと安心です。本記事では、自宅にドラム防音室を作りたい方に向けて、費用の相場や工事のポイントを詳しく解説します。

ドラム防音室の費用相場

ドラム防音室の費用は、建物の構造や部屋の広さなどによって異なります。ここでは、ドラム防音室の工事費用の相場を紹介します。

ドラム防音室の工事費用の相場

鉄筋コンクリート造(RC造)の建物にドラム防音室を作る場合の費用相場は、6畳で約390万円、7畳で420万円、8畳で440万円です。部屋が広いほど、工事費用が高くなります。

工事費用に影響する主な要因

ドラム防音室の工事費用は、建物の構造や部屋の広さ、必要な遮音性能によって異なります。電子ドラムやパーカッション、生ドラムなど、演奏するドラムの種類によっても工事費用が変化します。

部屋の広さが大きくなるほど材料費や施工費が増えるため、工事費用は高くなります。

また、ドラム防音室を作る際には、初期費用だけでなくメンテナンス費用やランニングコストなども考慮することが大切です。品質と価格のバランスを慎重に検討します。

防音室の種類

防音室には、簡易的なものからプロ仕様のものまでいくつか種類があるため、目的や環境に応じて選択できます。

パネルを組み立てるだけで防音室を設置できるパネル型や部屋の形状に合わせて自由にカスタマイズできる現場施工型、屋外に設置できるコンテナ型、持ち運びに便利な防音テントなどさまざまです。求める防音性能や予算、設置場所によって選択可能です。

ドラム防音室の工事に関するポイント

ドラム防音室の工事には、20日前後かかります。防音設計の目標値を明確にすることがポイントです。

施工期間

ドラム防音室の施工には、20日前後かかるのが一般的です。簡易的な防音工事であれば、1週間程度で完了するケースもあります。

施工期間は、施工する建物の構造や使用目的、周辺環境などによって異なるため、注意が必要です。

防音設計の目標値を明確にする

ドラムは大きな音(約100dB)を出すため、高い防音性能が必要です。防音の目標値をはっきりさせることが大切です。

「D値」は隣の部屋に伝わる音の大きさを示し、たとえばD-40なら90dBの音を約50dBまで減らせます。普通の話し声は60dB程度なので、十分な防音といえます。

「TL値」は壁やドアの遮音性を表し、50dB以上が目安です。また、室内の音を調整するために、吸音材と拡散材をバランスよく使った音響設計も必要です。

床の防音対策が必須

ドラム演奏の場合は、床の防音対策が必須です。ドラムは低音から高音まで大きな音が出る上に、直接床に設置するため接地面からダイレクトに振動が伝わります

ドラムは足でペダルを踏んで演奏するため、床への衝撃音も加わり床から音が遠くまで伝わる特徴があります。ドラム演奏は広範囲に影響を及ぼすため、騒音トラブルに発展するケースも多いでしょう。ドラムの特性に合わせた防音施工・空間設計が必須です。

ドラムに向いている防音室の選び方

ドラム防音室は、鉄筋コンクリート造の建物や十分なスペースが確保できる部屋が向いています。

振動が伝わりにくい構造の建物

鉄筋コンクリート造の建物は、遮音性が高いためドラム防音室に向いています。鉄骨造の建物は、振動音が伝わりやすいためドラム防音室には向いていません。

十分なスペースが確保できる

ドラムセットを設置した上で、演奏に必要な動きができる十分なスペースを確保することが重要です。ドラム防音室の場合は、最低でも3畳程度の広さが必要になります。

ドラム以外の楽器を演奏する場合などは、5~6畳の広さの部屋が適しているでしょう。防音室が狭いと音が反響しすぎたり、正確な音がわかりにくかったり、演奏の弊害になる恐れがあります。

防音工事では、防音材を挟み込むことにより部屋のサイズが狭くなるため注意が必要です。

1階もしくは地下の防音室

ドラムの低音は低い場所を伝わる特徴があるため、ドラム防音室は1階もしくは地下が向いています。

地下の防音室であれば、音が外部に漏れにくく振動も地面に吸収されます。しかし、窓がないため換気や湿気対策が必要です。

まとめ

この記事では、ドラム防音室の費用相場と工事の注意点についてお伝えしました。鉄筋コンクリート造の建物でドラム防音室を作る場合の費用相場は、6畳で約390万円です。工事費用は、部屋の広さや必要な遮音性能によって異なります。ドラム防音室の工事には、20日程度の時間がかかるのが一般的でしょう。工事の際には、防音設計の目標値を明確にしたり、床から伝わる音や振動を遮断したり、ドラムの特性に合わせた防音対策が必要です。ドラムセットを設置しても十分なスペースが確保できる部屋や1階もしくは地下が防音室に向いています。ドラム防音室を検討している方は、費用相場と注意点をしっかり確認して快適な演奏環境を実現させてください。

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イメージ引用元:https://www.showaonkyo.com/引用元:https://www.soundzone.jp/引用元:https://dspc.co.jp/引用元:https://www.livtech.jp/引用元:https://www.noe.co.jp/
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ショールーム
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※ピアノ室/戸建ての場合の目安
Dr-60程度Dr-60程度Dr-50~55程度記載なしDr-50
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